コラム

2023年上半期の中国知的財産権データ公開

 7月18日、中国国務院新聞弁公室が北京で記者会見を開催し、2023年上半期の特許、商標、地理的表示製品と集積回路設計の統計データ及び中国知的財産権の発展状況を発表した。


 今年6月末現在、中国の有効特許件数は456.8万件に達し、前年同期比16.9%増加、有効登録商標数は4,423万5千件に達し前年比9.1%増加した。また、累計2,498件の地理的表示製品が認可され、累計7,173の地理的表示が団体商標及び証明標識として登録された。


 特許を保有する革新的な企業の数は急速に増加しており、6月末現在、中国国内で38.5万社に達し、前年同期比6万社の増加、保有特許は合計260.5万件で国内総量の7割以上を占めている。


 同時に、中国申請者の知的財産権の国際出願はさらに活発になり、。今年上半期、中国知的財産権局は国内出願人が提出したPCT国際特許出願は、3.3万件で、前年同期比7.1%増加となった。マドリッド協定議定書に基づく商標の国際登録出願は3024件で、前年同期比12.0%増加となった。2022年5月にハーグ協定に加盟して以来、中国申請者は毎月150件以上の意匠国際申請を提出している。


 また、中国の知財権の輸出入規模は安定的な増加を続けており、今年1月から5月にかけて、中国の知財権使用料の輸出額は1208億元、輸出額は369.8億8000万元の輸出入額を実現した。


弊所代理人コメント

 近年、薬品、医療機器などの関連分野の特許出願は、数量が顕著に増加した。特に、病気の検査・予防・防疫用医療機器などの分野に係る特許技術に対して、産業型転化の成果が大幅に増加している。このような特許技術から工業化製品への産業型転化を順調に進めるために、技術開発者は、より高価値特許の育成、及びレイアウトを重視するようになった。


出典:https://sbj.cnipa.gov.cn/sbj/ssbj_gzdt/202307/t20230718_28281.html

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