当社で、模倣品対策室が立ち上がったのは2019 年。それまではカスタマーセンターという部署のなかで、税関の対策や会合の出席、他社との合同摘発などを行っていました。そうして積み上げてきたものが実を結び、専門の対策室になったという背景があります。
IP FORWARD のオンラインモニタリングサービスを導入したのは、ちょうどそのタイミングです。それまで中国のECサイト対策もカスタマーセンターで、私と数人のスタッフが手作業でリストアップしていたのですが、EC サイト上で模倣品の削除依頼をしても、その先がない。どうしたらいいんだろうと行き詰まっていたときに、お話をいただき、まずは半年間のトライアル期間(単発契約)から開始いたしました。
そのトライアル期間で一定以上の効果があり、正式導入となりましたが、IP FORWARD の頼もしいところは、当社の製品やブランドの特徴を理解してくれていることはもちろん、こちらからの要望に対してのリターンが早いこと。当社の製品は常時2,000 アイテムほどあり、真贋の見分けが難しいのですが、最初にお願いしたポイントは絶対に逃さない。さらに、当社が模倣品として一度チェックしたものは次回以降、必ず削除の対象に入っています。また、製品へのリンク削除だけでなく、その先のほかのEC サイトに流れているのか、実店舗があるのか。そういった総合的な対応も増やしてほしい、という当社の要望にも応えていただいています。