New BalanceがGolden Gooseを提訴、スポーツブランドで特許紛争が頻発
北京時間2023年8月30日、Yahoo!ニュースによると、米国のスポーツブランドNew Balance(ニューバランス)が、イタリアのスニーカーブランドGolden Goose(ゴールデングース)の米国子会社を相手取り、代表的な990シリーズのスニーカーの模倣品を販売した疑いで提訴した。
Golden Gooseは2000年に設立されたイタリアブランドで、主な製品は有名なSuperstarシリーズ、Ballシリーズ、Mid starシリーズである。New Balanceは1906年に米国ボストンで設立されたブランドで、設立後、ブランドは米国現地のランナー向けに専門的なスポーツスニーカーを製造するようになり、次第にスニーカー製品が主力事業となった。
今回の訴訟では、New BalanceはGolden Gooseの「Dad-Star」スニーカーがNew Balanceを代表する990シリーズとデザインが非常に似ていると主張した。New Balanceは、Golden Gooseによる「Dad-Star」スニーカーに販売差し止め、余剰在庫の回収・処分、被侵害利益の賠償、損害賠償、弁護士費用の支払いを求めた。
今年6月、New Balanceは、New Balance Immigration社に対しても、詐欺的に類似した社名、ロゴ、ドメイン名を使用したとして訴訟を起こしていた。裁判所は被告に対する永久差し止めを認め、5,000ドルの支払いを命じた。
実際、スポーツブランドの特許紛争は頻発している。Nike (ナイキ)はカナダのスポーツアパレルブランドlululemon(ルルレモン)を複数回提訴しており、Nike(ナイキ)とadidas(アディダス)の2大巨頭の間でもトラブルが続いている。