中国国家知識産権局「商標審査審理ガイドライン」発表
中国国家知識産権局は、商標審査・審理の手続きを標準化し、商標審査・審理の全過程において適用される法律と基準の統一を確保するため、11月22日に「商標審査審理ガイドライン」を発表した。このガイドラインは2022年1月1日から施行される。それと同時に従来の「商標審査審理基準」が廃止される。
このガイドラインは、新たに盛り込まれた上巻と、従来のガイドラインの内容をほぼ踏襲した下巻から構成され、上巻は、形式審査や実務内容に関する基準が中心的に書かれており、下巻は、実質的な審査のための基準が書かれている。
上巻は、商標出願形式の審査、商標サービスと商標検索要素の分類、その他の商標業務の審査、マドリッド商標国際登録の審査、商標出願事項の処理の五つの部分からなっており、商標登録・出願の各プロセスにおける審査・処理の基準が規定されている。
また、このガイドラインでは、出願人が自ら商標登録・出願を行ってもよく、法律に基づいて設立された商標代理機構に委託してもいいと示されている。中国香港特別行政区、マカオ特別行政区及び台湾地区の出願人は、法律に基づいて設立された商標代理機構に委託しなければならないとされている。
出典:国家知識産権局
https://www.cnipa.gov.cn/art/2021/11/22/art_74_171575.html