知的財産権に対する認知度を向上させるために、WIPOでは、4月26日を「世界知的財産の日」として、毎年この日を祝する。2023年は「女性と知財―イノベーションと創造性を加速する力」をテーマにしている。

　グローバルなキャンペーンを実施するにつれ、人々の知的財産権意識はこれまで以上に強いと言えるが、知的財産権関連分野では女性の占める割合が依然として低い。

　女性は世界人口の約半分（49.58%）を占めている。世界のあらゆる地域で女性が想像力を発揮し創意工夫と努力を重ねて世界を形作っている一方で、彼女たちは様々な課題に直面し、イノベーションと創造性の潜在力がほとんど活用されていないのが現状です。女性の知的財産の活用という点では、多少の進展は見られるものの、依然として女性の割合は著しく低い。 その結果、知財制度の恩恵を受ける女性の数が極端に少なくなっています。 経済的な強靭性の構築が必須である現在、イノベーションの創出とビジネスの成長を加速させるために、女性を知財システムに組み込むことがこれまで以上に重要となっています。 これは、経済的な観点からも理にかなっており、正しいことだと思います。

　2023年の世界知的財産デーに向けて、すべての人の利益のためにイノベーションの創出とビジネスの成長を加速させる、より包括的で多様なエコシステムを促進するために、共に取り組んでまいりましょう。

弊所代理人コメント

　世界知的財産の日は、世界知的所有権機関が設立し、2001年から毎年4月26日を「世界知的財産の日」とすることを決定した。これは、世界規模で知識を尊重し、科学を尊び、知的所有権を保護する意識を確立し、知的革新を鼓舞する法律環境をつくることを目的としている。今年で23回目の世界知的財産の日となる。

出典：https://www.cnipa.gov.cn/art/2023/1/18/art_53_181546.html

出典：https://www.wipo.int/ip-outreach/ja/ipday/index.html