中国知的財産権保護機構、2025年1月から4月にかけて3万5000件の特許侵害訴訟案件を受理
新華社北京5月28日、中国知的財産権局知的財産権保護司の郭雯司長は国家知的財産権局の記者会見で、今年1月から4月にかけて、全国知的財産権保護機構が受理した特許侵害訴訟案件は合計3万5000件で、平均処理周期は2週間前後だったと紹介した。特許侵害案件の予備審査請求を受理した件数は8万5000件で、予審を通過した特許の授権周期は3カ月以内を維持したことを紹介した。権利者の権利行使が極めて便利になった。
近年、中国知的財産権局は、地方配置による知的財産権保護センターと快速維権センターの建設を支援しており、現在に至るまで、全国で71カ所の国家級知的財産権保護センターと、42カ所の快速維権センターが建設された。全国の主要大都市や経済強市には知的財産権保護センターが建設され、主要な製造小売業集積区には快速維権センターが建設された。権利者は知的財産権保護センターや快速維権センターなどを有効に利用し、特許授権プログラムを加速させ、権利保護を実現することができる。
弊所代理人コメント
中国では莫大な専利出願量の審査や権利保護業務を迅速に処理する上で大きな課題を迎えているところ、専利審査や権利保護のための業務は中央としての知識産権局に集中し過ぎないように各種政策が出される中で、上記業務を地方に分散させることによって、権利者にとって早期紛争の解決が実現できるようになった。
出典:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1800282723119306317&wfr=spider&for=pc