コラム

AIPPIは中国の知的財産権事業の発展に重大な意義を持つ

 10月19日から22日にかけて、2024年世界知的財産権大会(AIPPI)が初めて中国・杭州で開催された。10月31日午前に行われた中国貿易促進会の10月定例記者会見で、孫暁報道官は、今回のAIPPI大会の成功は中国の知的財産権事業の発展のマイルストーンであり、世界の知的財産権史に深い影響を与えた。

 2024年AIPPI世界知的財産権大会は中国貿易促進会と国際知的財産権保護協会が共同で主催し、「知的財産権の適切な保護と革新的な発展」をテーマとしている。会議期間中、80回以上の特別テーマ会議、10回以上の文化展示と社交活動を開催し、92の国・地域から2300人以上の参加者を集め、その中の海外参加者(香港・マカオ・台湾を含む)は1500人を超えた。欧州以外で登録参加者数が最も多いAIPPI大会である。

 孫暁報道官は、AIPPI大会は中国の知的財産権事業の発展に4つの意義があると述べた。
 第一に、「中国の成績」は国際社会に認められている。中国は一貫して知的財産権の保護を高度に重視している。また、中国の知的財産権事業が得た歴史的成果は高く評価されている。
 第二に、「中国の知恵」が世界の知的財産権管理を支援する。今回のAIPPI大会は特許、商標、著作権、権利行使の4つの知的財産権分野の注目すべきテーマに焦点を当てて熱烈な議論を行った。
 第三に、「中国の力」が国際知的財産権協力を推進する。100人近くの大会参加者が中国の知的財産権司法保護の専門性と権威性を間近に感じた。
 第四に、「中国の風貌」は国際知的財産権界に深い印象を残した。青年会員代表は銭江新城両岸の景色やライトアップショーなどを見て、中国式現代化が成し遂げた非凡な成果を参加各界に十分に示した。

弊所代理人コメント

 今回の国際会合により、国際的な権利行使の戦略やトレンドについて中国独自の知見が加わり、国内外のクライアントに対してより具体的なアドバイスができるようになると期待でき、特に中国市場をターゲットとする企業にとって、知財保護がしっかりしていることは進出の意思決定を後押しする要素の一つです。
 今後、中国が実績を共有することで、世界的な知財制度の進化に影響を与える可能性が高まっていくでしょう。
 
出典:https://www.chinatradenews.com.cn/content/202411/01/c159169.htm

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